スタッフ
Staff
全員が臨床経験10年以上!
真心と情熱のあるスタッフが笑顔と愛と安心をお届けします。
代表の思い
Message
私は、五島列島の小さな島で生まれ育ちました。そこには小さな診療所しかなく、専門の治療を受ける時や緊急時には、総合病院のある島まで船で渡らなければならない環境でした。医療は全ての方のセーフティネットの役割を果たす社会保障であるにもかかわらず、必要な医療が受けられない地域でした。島のおじいちゃん、おばあちゃん達の中には、ちょっとした病気の治療や医療処置を受けるためだけに住み慣れた自宅を離れ、縁もゆかりもない町に引っ越さなければなりませんでした。方言も違うなか友人の面会も少なくなりだんだんと弱っていく…、そんな姿も見てきました。
このような地域は、私の実家だけではありません。平成26年の厚生労働省のデータによると、全国で29.7%の自治体には訪問看護ステーションがありません。ここに、それぞれの地域に適した形で、意思決定支援や疾病管理/予防医療、まち創りへの参画ができる「かかりつけ看護師(セラピスト)」がいれば、助かる命、望まない病状悪化を防ぎ、病気とうまく共存出来る人がもっと増えるのではないかと思いました。
私は、20年以上関西の心臓外科、心臓内科、消化器外科、内科、整形外科等の各専門病院の救急部、手術部にて長きに渡り勤めてまいりました。そこで高度医療に対応できる知識、技術を習得し、3年前に、神戸からこの日向の地に移住し、県立延岡病院に就職致しました。県立延岡病院に勤務中、車で2時間かけて受診する方や、船と車を乗り継いで受診する方がいらっしゃいました。病状が悪化しても直ぐに受診できない方もおられました。私が幼少期育った地域の医療状況を思い出し、さらに在宅医療、看護の必要性を実感致しました。私に出来る事は何かと考え、今まで培って来た力を、次は、在宅医療で発揮しようと誓いました。同じ思いを持った高度医療看護に対応できる最高の仲間と共に、訪問看護ステーション エルプラスを立ち上げました。エルプラスとは、「看護の力で笑顔がループする」を社会にプラスしたいと言う想いを看護の力で笑顔がループする、笑顔の力は無限です!時に、奇跡を生み出す力があります!私達が看護の力で笑顔を生み出し、利用者様、ご家族様の笑顔が私達の力になり、笑顔になり循環していくと信じています。「おうちに帰りたいを叶える!」「利用者様ファースト!」を私達は使命とし、市民や地域のお役に立ちたいと考えています。
また、高齢先進国と言われている日本が、どのようにこの課題を解決するか、世界中が注目しています。医療介護・看護の領域は今、イノベーションを必要としています。これまでと同じことをする延長線上に未来はないと思っています。私たち一人ひとりが日々、利用者様のこと、未来のことを考え、議論し、形にしていくことが大切であると信じています。
私たち自身がより良い労働環境で輝き、最高のケアをし、市民や関係者の方々に感謝をいただく。そしてより良い地域を創っていく。日本中どこに住んでいても最高のケアが受けられる「社会インフラとしての訪問看護ステーション」を一緒に創り上げていきます。
干泻 可奈子